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エッセイ
ああ言えばこう言え！
目次
ああ言えばこう言え！Ⅱその14
最近は多忙続きで休日も読書三昧とはなかなかいかない。うっかりすると寝落ちまでする始末だ。読みたい本が山ほどあるのに、時間と体力と油断と無駄がそれを許さない。読書と睡眠とどっちが大事か。もちろんどっちもだ。だがしかし、溜まり溜まった本を見るにつけ、これもまた大いなるストレスへとなる。
そこで今回はとんでもない強硬策に出ることとなった。例えば、休日は中途半端に仕事をしない。普段の疲れを抜くべく睡眠を十分にとる。そしてその後は読書に明け暮れる。これはまさしく「睡読両道」という優れものだ。
だいたい普段の僕は多忙を極め過ぎている。これは人間の域を超え馬車馬の域をも超える勢いだ。生きているのが不思議だという自覚さえある。だからこそ充電が必要なのだ。
読書の後は寝落ちもいい。軽い夢の中に本の中の登場人物が時々現れたりもする。可愛い娘や妖艶な熟女などなど・・・。一方で凶器を手にした悪党にも時々ばったり出くわす。興奮あり、恐怖あり。「睡読両道」ならではだ。
「睡読両道」は現実を豊かにするだけではない。遥か夢の世界にも潤いを与えてくれる。「睡読両道」は徹底する方がよさそうだ。
甲山羊二
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