相も変わらず…
やはり相も変わらず僕の元には進呈本がどこからともなく送られてくる…
本は大切に保管するものの…
わざわざ批評することはない
読むことはとてもデリケートな行為だから…
だからぶしつけに送られてくる本を読むことはまずない…
例えば僕の作品を読むことは多分僕のことを知っているという理由が専らだろうと思う
だから僕はネットワークを駆使して自分のコマーシャルを自らの方法で続けるのだろう
「作家たる者がネットを駆使するとはいかがなものか…」
そんな批判をこれまでどれだけ受けただろう
だから同人誌なんて誰も相手にしなくなってしまったのだ
読むことはエネルギーがいる
読まれることは偶然ではない
コマーシャルという努力すらしないで読者不在を嘆くのは書き手の怠慢以外の何ものでもないはずだ |