MyBlog Ver1.40



甲山羊二オフィシャルブログ
Writing by 甲山羊二
 オフィシャルページにある奥の部屋で、コラムでもなく、エッセイでもなく、もちろん小説でもない、ただのつぶやきをほんの少しだけ形にしようとする。
 僕がつぶやくことで僕自身が導かれ癒され納得する。
 それもいい。
 さすが典型的B型人間甲山羊二だ。
 だからいい。やはりいい。


■公式ホームページ


古本屋流儀
またまた古本屋の話をしよう…

世の中には色々な人間がいる…
当然古本屋も全くもって色々だ

本の置き方や並べ方などを通して、この店主がどのような人間であるかどうかまでわかってしまう…

店の前に安価な本をひたすら積み上げているような店には入らない

たぶん店主の生き方も同じだろう
そんなことまで考えてしまうのだ

買う側にも流儀があるように売る側にも流儀がなければならない…

古本屋の店主は職人と同じである
ただただいつまでも同じものだけを作るだけの性根の腐った職人と同じであってはいけないのである

そんな職人堅気の古本屋がめっきり少なくなった
2012-09-14 10:15:21[177]


9月の憂鬱
9月は僕にとって憂鬱な月である…
だからあまりむやみに近寄らない方が良いかもしれない

などというのはほんの冗談である…
しかしやはり少々憂鬱であるということには変わりない

その理由…
おそらく季節の変わり目だからだろう…
いや真夏の恋がいっきに覚めるからだろう
いやいや原稿の締め切りが近いからだろう
何を何を甲山はただただたるんでいるのだ

周囲はなにかと憶測したがるものである…
余計なお世話である…

理由は簡単である
何も予定がないからである
甲山を誘うなら今がチャンスである
2012-09-10 18:54:28[176]


三分の一理論
僕の古くからの友人で次々に勝手な理論を生み出してはそれを見事に実践している人間がひとりいる

なかでも三分の一理論はなかなかのものである

彼曰く…
まず世の中の人間を三分の一でそれぞれ仕切る
最初のグループはどうしようもない人間である
最少のリスクを取り続けるだけの虚言的なエリートはここに属する
次のグループはひたすら誰かに追随するだけの人間である
自分では何も産み出さず産み出す意識も持たない連中はここになる
次に最後のグループは何も考えない考えようともしない人間である
慈善行為は全て正しいものと信じてそれを他人にまで押し付ける…

これはいずれも負の理論である
しかしたしかにそういう人間はまわりにいることはいる

もちろん全てに正しい人間も絶対にいない

例えば…
政治家はどのグループに属するのだろう
ではメデイアはどのグループなのだろう
などなど考える…

ギャラを戴きながら慈善番組に出演する人たちはどうか
そこまで考える

かれの理論は大したものである
そしてそれを自分に置き換えると少々怖い気もする

秋は考える季節なのだ
2012-09-06 18:50:37[175]


シャープの末期
僕が小学生だった頃の話をしよう

学校では年に一度学習発表会なるものがあって、グループごとにその成果を競いあったことがある

僕のグループの課題は「物作り」

当時「電卓」でその名を世間に知らしめていたのがシャープだった…
そこで僕たちは失礼ながら飛び込みの形で工場見学をさせてもらった

それは実に印象的な社会見学だった

案内の広報の男性が分かりやすい言葉で熱心に説明してくれたことは今でも忘れることができないでいる

電卓の厚さに話が及んだとき…

「現在のところ厚さは煙草のハイライトのパッケージが限界なんです。それに挑戦するのが僕たちの仕事です」

小学生を一人前の人間として扱ってくれているのだと肌で感じた…

今やそのシャープがもがき苦しんでいる

経営不振の要因はひとつではないだろう

専門家ではない僕はあえて詮索はしない

いえることは…

企業はものではない

そこには人がいて、その家族がいて…
何より「思い」がある…

リストラすればいい
賞与をゼロにすればいい
でもそこには物作りを担ってきたという自負も何もない
むしろ自己弁護ではなく自らを分析した結果としての弁がなければならないのではないか

大人がこうだから子どもたちまで無責任になってしまうんんだろう

あの男性が語ってくれた熱い思いなど、もはやシャープという企業にはないのかもしれない
2012-09-03 10:51:10[174]


夏休みの思い出
夏休みもいよいよ終わりである

この時期子どもたちの喜怒哀楽ほど興味深いものはない

何より宿題をやり終えたかどうかは切実な問題である…

半泣き状態で取り組む子どもたちの姿は格好の酒のつまみだ

とはいうものの…

僕が夏休みの宿題を本気で取り組む決意を固めたのは高校生の時だ

これはパウロの回心に匹敵する人生における一大事だった

それまでは困り果てる両親と怒り狂う先生の表情を観察すること必死になっていた

人は困るとこうなる

さらに怒ると困るとこんなことまで口にする

なるほどなるほど…

僕の創造力の原点はここにあるといっても過言ではないだろう

同時に人の優しさも学んだ

僕の宿題は姉たちが可能な限り分担してくれたのである

夏休みの最終日は僕の誕生日でもある

工作と絵日記と作文以外はめでたく完成

誕生会と完成会を盛大に祝ったものだ…

立場変わればことばも変わる

宿題は自力でやるべきだ

他人の手を借りるなどもってのほかである

すぐにおやり
2012-08-30 14:31:03[173]


残暑の魔物
これは何も残暑に限った話ではない

ただあらゆる偶然が重なっただけだろうと思う…

マナーが悪くかつど厚かましい老人たちに混じって出没する屑人間

今朝の話をしよう

駅のホームにある自販機で水を購入しようとした時のことである…

奴は求人情報紙なんか読み漁って自販機の前に立ちふさがっている

礼を尽くし少し場所を譲ってもらおうとすると…

案の定因縁をつけてきた

その屑が無性に臭いのだ

僕だけではない

僕の付近にいた人たちにもなぜか逆ギレしている

そこで僕はどうしたか

その男をホームから突き落とした

嘘である…

すぐに駅員に通報した

自分のイライラを他人に映すことなかれ

この時期水は命の源なんだ
2012-08-27 11:53:45[172]


残暑の過ごし方
残暑も相変わらず酷暑のままである…

何より作家はお肌が大事ということで、スタッフから日焼け止めクリームを頂いたがその効果は未だない

一番よろしいのは外出しないことである

そして朝寝から昼寝、さらに夕寝を貪る

これが健康にもよい

しかしそうもいかない

久しぶりにAVを鑑賞しようと思うが、TUTAYAのカウンターには時々ご近所の奥さんがいたりするものだから何とそれも果たせない

結局は子どもたちとアニメをみて楽しい振りをするしかない

そしてこっそりビールを飲んでしまうのである
2012-08-23 13:00:21[171]


偽職人
職人の定義については以前にもこのブログで定義している

もちろんこの定義は僕の主観である

同時にこれはそうあるべきという僕のぶれない主張からきている…

もうつべこべ言わずに本題へ入ろう

数ヵ月前のことだ

僕はある自称職人と大喧嘩をした

彼は印刷業を生業としているが、その仕事ぶりは最低極まりない…

もちろん誰にでも失敗はある
どんなプロにでもミスはある
しかし僕が憤慨したのはそのことではない

彼は一切自分の非を認めようとしなかった
それどころかシステムの責任に転嫁した…

僕はきちんと校正して編集人にその後を委ねた

裁判やってもこちらの勝訴は間違いない

でも…

僕は辞めた

相手と戦うには色々な方法がある

何も正攻法ばかりが全てではない

偽物のえせ職人にはそれなりの対処が必要なんだろう
2012-08-20 12:47:42[170]


エビ一族の野望
我が家には水槽が合計で四つある

大中小に加え特大と種類も豊富だ

なかでも大水槽は見るものを楽しませるドラマが日々展開されている
水槽のごつごつした真ん中に岩がひとつある…

現在その場所は8匹の沼エビが実行支配を続けている…

時々めだかやどじょうが立ち寄るが、沼エビには敵わないらしい…

ただしエビ一族が留守をしている間は、例えばどじょうは岩の中央でぴんと体を伸ばして休憩などする

エビ一族が戻ると速やかに立ち去り、時々砂利のなかに潜っていく

めだかも隅にある小屋で身を寄せ合っているようだ

エビ一族の実行支配は正当性があって良い

集団性の強いエビはそうやって身を守る…

他人の領域を好き勝手に犯したりしない

ましてや歴史の歪曲など絶対にやらない

エビ一族の野望は幸せに暮らすための知恵に向かっているのだろう
2012-08-18 11:45:59[169]


なにわ淀川花火大会
さて明日はなにわ淀川花火大会…

僕は事務所の打ち合わせ室からスタッフとゆっくり観覧する予定だ

大阪市福島区にある僕の事務所からはほとんど正面に上がる花火を観覧することができる

いわば事務所での夏の恒例行事だ

大勢の人間に惑わされることも蚊に刺されるような心配もいらない

この花火大会は僕にとってもスタッフにとってもある意味で1年の起点をあらわす行事となっている

ビールを呑んでつまみを食して…

花火の美しさに圧倒されてそのうち沈黙の時がくる

そのなかで1年を振り返ってみたりするのもいい…

花火が終わる時刻に合わせて、今度は二次会の会場に移動する

そこでは仕事の話など一切でない

その後はしばしの夏休みとなる…

ということで…

ブログもしばしお休みとなります

よい夏休みとなりますように
2012-08-03 08:15:18[168]