スミスの本棚の場合は次々にたすきが別の人に渡される
だがしかし…
甲山の本棚のたすきは永遠に甲山の手元にあり続ける…
そのとおり…
甲山の本棚は極めて自己中心的なものなのだ
さて今年僕が読んだ本のなかで印象的であったもの
「犬の人生」に続いては…
レイモンド・カーバーの「引っ越し」である
これは実に楽しい短編小説である
ここに登場するのは母親と息子とその妻である
しかしこの母親はどう見ても厄介者でしかない
そして妻にとってはこの姑はただただ邪魔者でしかない
何かしら日本の原家族を彷彿させるような背景設定であるのだが…
流石アメリカ文学だと思わせるストーリーには実に惚れ惚れする
ぜひ一読を
ただ何度も言うように
外国文学は原書で読むべきである
と僕は思う
そこでぜひ原書で一読を
と添えておこう |