MyBlog Ver1.40



甲山羊二オフィシャルブログ
Writing by 甲山羊二
 オフィシャルページにある奥の部屋で、コラムでもなく、エッセイでもなく、もちろん小説でもない、ただのつぶやきをほんの少しだけ形にしようとする。
 僕がつぶやくことで僕自身が導かれ癒され納得する。
 それもいい。
 さすが典型的B型人間甲山羊二だ。
 だからいい。やはりいい。


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麺好き
一言で麺とはいうもののその範囲は広い
そばにうどんに素麺に中華そばにラーメンなどなど…
僕はいずれも問題ない
さらにそれらが毎日続いても問題ない…

もちろんそれらは必ず旨いものに限る…
ただし旨ければ良いということでもない

例えば化学調味料たっぷりのラーメンは店の香りですぐにわかる…
掛け声だけは威勢が良いが味はもう最悪
こういうものは寿命にも影響するからさらに最悪である

麺好きは長寿だという
それはまともな麺を食べての話だ

それは人間についても同じこと…

まともでない人間と付き合うとえらい目に遭う

麺はそういうところにも通じる
だから「いとおかし」なのである
2014-01-17 11:44:28[277]


弔辞一考察
全作家機関誌92号の掌編小説特集に「弔辞」という作品を発表した

ひとりの老人が飲み仲間の友人の死に際してそこで読み上げた弔辞
ところが最後はそれが実は弔辞にはならずに大どんでん返しになる
とまあそういう短い作品である…

僕は結婚式のスピーチや司会は何度か引き受けたことがあるものの、弔辞はこれまで実は一度もない…
実は結婚式も僕が引き受けたカップルは全てリセットになっている
だから弔辞も僕が関わると場合によっては死者の復活も有り得る…

弔辞は涙を誘うものという固定概念
そんなものをくつがえしてしまえ…

そんな天の邪鬼な思いから今回の作品は出来上がった

どうぞ皆様
弔辞でお笑いくださいませ
2014-01-15 12:03:11[276]


休みの流儀
夏休みと春休みについてはたっぷり休む
これが僕の流儀である

あとはクリスマスを含め前後2日程度…
正月も大晦日と元旦以外は休まない

夏休みはおよそ2週間の休暇を必ず頂く
その間は読書と映画と音楽に明け暮れ、遠出の旅行で命を洗濯を見事に行う

春休みは夏休みに比べて少々短めである
それでも約10日は頂くことにしている
その間はやはり読書と映画と音楽に没頭
また時々は惰眠を貪る

そして普段は死ぬ気で仕事をする

オンとオフ

これが僕の流儀なのだ
2014-01-10 12:39:20[275]


僕のルール
人にものを尋ねる場合はそれなりのルールを踏まえる必要がある

例えば道を尋ねる場合はこうだ…
「恐れ入りますがどこどこへ行くためにはどうすればよいでしょうか」

これくらいの表現もできないようであればそもそも目的地などに向かう資格など備わっていないのである
もはや僕に尋ねる以前の問題だ

なかには極めて無礼なまるで壊れたおもちゃのような御方もいる…

そんな時僕はとんちんかんな外国語を話したりしてその場を誤魔化す
あかんこいつどっかの外人やったがな
そういう御方もやはりどこかがめちゃくちゃに壊れているのだろう…

また常識のないご老人には存在しないホームを丁寧にご案内する…
もちろんお礼も何もない
おそらく寿命すらもない

正月だからといって浮かれ気分もほどほどにしなければならない…

ものごとにはルールがある
そして僕にもルールがある

そんな僕にものを尋ねてしまった
これはおみくじの大凶より相当運が悪い
2014-01-08 15:07:28[274]


人間を貶める方法
手のひら返しという言葉がある…
これは人間の豹変ぶりを表すにはなかなか的を得たものだと僕は思う
僕もこれまで幾度となく突然に豹変する人間の様を見させてもらったおかげで人間は簡単に信用などするものではないということをしっかりと学ばせてもらった
その意味では手のひら返しを実践された過去の御方がたには心より敬意を表するものである…

僕は怪しい人間には決して近付かない
僕が怪しいと感じる人間とはすぐに金をちらつかせる類いの連中だ

金は魔物である
必要不可欠でありながら扱う人間によっては恐ろしいものに変化する
怪しい人間はそのことを熟知している
だから僕もビジネス以外で他人とお金の話は一切しない
しかもビジネスは至極正当で全うなものに限る
これは知恵とカンによる

人間を陥れようと思えばそれは簡単だ
金をちらつかせ握らせ問題が起これば後は知らん顔で完了となる…
そして袋叩きになる人間を傍観するのだ

昨日の猪瀬氏の会見を見て僕はそう思った

世の中はだから油断できない
2013-12-20 12:16:22[273]


忘年会一考察
巷ではいよいよ忘年会シーズン突入
週末になると街中では赤ら顔で千鳥足、能力と能率の悪そうな親父たちが、ここかしこに溢れ返ることになる

僕も数件の忘年会を控えているが、どれもこれも懇意な人たちとのもの
それも完全割り勘となればこれまた極めて気楽な忘年会となる訳である
そして健康で文化的な忘年会となる

上司や部下の悪口もない
同僚への愚痴も全くない

話の内容は今後の政局と日本経済の行く末だ
というのはかなり言い過ぎか…
でも本当にかなり高尚な話題で盛り上がる…

それにカラオケボックスなどに雪崩れ込むこともない
スナックにもいかない
スナックはかっぱえびせんに限る
これが僕たち共通の信念である…
だからいい年しながらひたすらアニソンを歌いまくる能のない馬鹿野郎にも出会わなくて済む

忘年会はやはり健全が良い
うん
2013-12-12 14:01:20[272]


師走の独楽
今年もあと僅かとなってしまった
年度を単位にしている僕も師走は1年を振り返るひとつの機会となる
今日はもう少しだけ後戻りしよう

僕は2009年にデビューをした
2011年に新人賞をいただき、その後も中編や短編や掌編を書いた
そして発表した作品に関わる幾つかの批評に対し時に一喜一憂を繰り返した
さらに今年構想を募らせていたオムニバス作品をようやく発表することができた
現在文芸誌「日曜作家」に連載中の「優雅なるトマトケチャップ」がその作品だ
手前味噌だけれどこの作品に関する批評はどれも僕にとって暖かいものばかりだ
もちろん批評のために僕は書かない…
ただ今回はある意味の賭けに僕は出た
この作品の中に忍ばせたこれからの僕
調子良く言うとこの作品には実は僕の未来がひそかに隠されている
評価が低いとなれば連載は半ばで中止
同時に今後の甲山羊二は当に抜本的建て直しを迫られることになる
結果批評はこの作品を生かすと同時に僕を一歩前進させることになった
暖かい励ましも真摯な感想も何もかも…
そして僕は夏から長編の創作に入った…
デビューして5年…
長い構想の末にやっと踏ん切りがついた
約1000枚にも及ぶ長編小説である…
もちろん礼儀を忘れた頭の悪い塗装工と売春紛いを繰り返す中年女姓ホームヘルパーとの醜く薄汚い恋愛小説などではない
現実にそういうカップルがいたとしてもやはり小説には決してならない
取り組んでいるのはまことにまことな純愛ストーリーなのである

さてただ一方では…
この1年作家活動以外ではあまりにも些末で煩わしいことに遭遇し過ぎた…
他人に媚びることまでしてこしらえるような人間関係は要らない…
そういう態度を決して崩さない僕への誹謗や中傷などには正直うんざりさせられた
うんざりはそれだけではなかった
仕事もろくにできない半人前のエリートに対しても僕はやはりうんざりさせられた
そういう自分の言葉を持たない持てない創造性のない連中を屍的インテリと呼んでも何ら差し支えないはずだと僕は本気で考えている
そんな屍に責任を持たせる能天気な組織ももちろんどうかしている

そんな混沌としたなか同時に自分と向き合い自分を見つめながら呼吸する大切さを改めて認識することにもなった
悩みや苦しみはそれと正面から向き合うことで得るものが必ずある

僕はどこから来てどこへ向かうのか
前者ははっきりしている
問題は後者の方だ

あなたが必要です
だからここに来てください
来年はそういうメッセージに僕は僕のやり方で謙虚に応えていくことになるだろう…
転機はチャンスでもある…

新しい扉が開かれると同時に古い扉は静かに閉じられる
新しい扉の向こうにも色々ある…
そこには責任も生じる
けれども後戻りはもうできないししてはならないのだ…
そしてそれはそれでいいと僕は思っている
2013-12-09 13:48:23[271]


風の噂
今日は極めて都合のいい枕詞というものをご紹介することにしよう

それは「風の噂で…」というものだ…

僕の経験からいえば…
これでまずいいことは伝えられない
よくないこと、言葉にしにくいこと
要するにそれらを回りくどく表現しようとしたものに過ぎないのだ

言いたいこと言うべきことがあるならばはっきりそう言えばいい…

例えばこうした枕詞による言いがかりが組織の上層部辺りから出たならこう解釈したほうがいいだろう

「あなたはわが組織には全くもって不要で邪魔な存在であります」と…

いずれにしてもこの手の言い回しはこちらを極めて不愉快にさせることこの上ない

もちろんさすがの僕でさえもへこむことがある
ただしへこみはするものの立ち直りも相当早い…

立ち直ってこの手の噂の出所となった人間や周囲の観察を強かに実行するのである…

僕は転んでもただでは起きないのだ…

ただし自分で自分の手を煩わせる下手な逆襲なども絶対にしない…
やり方などは星の数ほどある

顔は満面の笑みで心では蔑む

そこでまず手始めに…

拝啓
これが僕という人間のメカニズムそのものであります
悪しからず

とだけ心の中でご挨拶しておくことにいたしませう…
2013-12-04 11:37:21[270]


ピラリータウン
いよいよ12月になったしまった
師走は普段のんびりの先生でさえ激走するほどの忙しさだというが…
少なくともこの僕はそれには全く当てはまらない

だいたい僕のような天の邪鬼は他人が暇な時こそ猛烈に仕事をこなし、逆に他人が猫の手も借りたいくらいに忙しくしているような時に、優雅でのんびりと時間を過ごす…

さて毎年12月といえば何といっても来年のカレンダーが待ち遠しい…

僕の場合はある画家にお願いしてオリジナルのものを作成してもらう
まだ若いこの女性画家はひとつの確固たる独特の世界を持っている

彼女曰くそれをピラリータウンという…
そしてそれが実にメルヘンチックで良い

年に一度はギャラリーへ必ず足を運ぶ…
するとその世界も必ず進化を遂げている

今年もFacebookを通して注文させたもらったカレンダー

独創は必ず修練を生み、修練はまた独創を生む

ピラリータウンは僕にとってもひとつの世界なのだ
2013-12-02 10:01:42[269]


筆名偽装
僕は甲山羊二である
そしてそれにふりがなを打つと「かぶとやまようじ」となる

だがしかし…

時々事務所に「こうやまさんはいらしゃいますか」といった電話が入る
もちろん「こうやまさん」はいらしゃらない

もっと酷いのが宛名が甲田羊三になっているというケースである…
いったい甲田とは何者なのか
このよう者は断じていない

それにである
もしも僕が甲田羊三を認知でもしようならこれは大変なことになる
これまで僕を甲山羊二だと信じてこられた方々を裏切ることになるからだ

あんたは甲山ではなく甲田だったのか

羊だって三匹じゃないか

あんたの小説を読むために貴重な時間を割いたんだよ

金返せ

もうこうなれば緊急記者会見である

はっきりいう
僕は甲山羊二である
僕はかぶとやまようじなのである
以上
2013-11-28 14:00:14[268]