MyBlog Ver1.40
甲山羊二オフィシャルブログ
Writing by 甲山羊二
オフィシャルページにある奥の部屋で、コラムでもなく、エッセイでもなく、もちろん小説でもない、ただのつぶやきをほんの少しだけ形にしようとする。
僕がつぶやくことで僕自身が導かれ癒され納得する。
それもいい。
さすが典型的B型人間甲山羊二だ。
だからいい。やはりいい。
■公式ホームページ
日本人論について
山本七平を起点として
書店に行くと何とも夥しいまでの日本人論に係る書籍が並んでいる
しかしその殆どが味気ない
というよりもあまりに上辺の内容過ぎてはっきりいえばつまらない
もちろん購入などしない…
今般山本七平を起点とするもので次の書籍に出会うことができた
「虜人日記」ちくま学芸文庫 小松真一著
内容については先ずはお読み頂くことが先決でかつ賢明あると思う
明確に一級資料といえる
兎にも角にも日本の組織は優れた人材は叩いてカスカスを擁護する
そこは延々ひ変わらない
ということで上記書籍を秋の夜長の一冊に推奨することにしたい
2024-10-19 15:29:36
[589]
幽玄の音色の世界へ
無限の音色に酔う
音は無限の様相を持つ…
それに比べて詞は極めて有限である
時々の人々の感性に制約される詞…
音と詞が連なるその時…
詞はようやく無限の芽を開き始める
詞は言葉として霊をもって浮遊する
能管は幽玄の響きを持つ
そうした機会との遭遇を幸福に思う
身体が自然に揺れて言葉が巡り出す
奈良今西家でのその響き
畳敷きと静寂を織りなす庭園の緑色
秋を秋らしく感じる一時が嬉しい…
2024-10-07 12:38:16
[587]
言の葉の独り歩き
言の葉は言霊なり
新聞は見るとはいわずに読むという
ネットについては読むとはいわない
ネットを見るという
たとえ新聞が三文広告に満ち溢れていようとも見るとはいわない
これは文字の権威ではなく言の葉の生命を感じ取るからであろう
夥しいネット情報に辟易させられる
執拗に流されるそれに吐気を覚える
ネットは生命がない
読むと見るとでは深遠さについて雲泥の差があることを真に思う
読まなくなった人々のある事柄についてのコメントには失笑する
パワハラなど今や流行語のひとつだ
しかしその原義など殆ど知られない
知らずに言葉を使う
原義を知ってしまえばもはや流行語にはならないし誰も用いない
事実や真相も分からずに流行語を用いる愚かさこそ実は危うい…
2024-09-16 09:44:02
[585]
秋待つ夜に思うこと
激暑酷暑の夏から秋へ
兎にも角にも今年の夏は暑かった
いや今年も夏は堪らなく暑かった
たっぷり汗をかいてそれからたっぷり冷えた電車やバスに乗り込む
…
そうして間もなく下車するとこれまたうだる暑さに身を置いていく
…
その繰り返しで身体は傷んでいく
今年は久方ぶりに夏風邪をひいた
いよいよ待ちに待った秋の訪れだ
しかしその実感は何とも乏しい…
それで秋らしいことは先ずは食から始めてみようということにした
…
先日は干菓子を買ってきてもらってそれでもって超美酒を堪能した
…
秋待つほろ酔いも良いものである
ほろ酔いついでに拙歌を口ずさむ
秋を待つ ほろ酔い美酒に つまみ皿 無為な音無 時は流れる
かぶとやま
2024-09-02 14:06:02
[584]