一昨年のこと
僕の事務所の階のフロアーがあることで大盛り上がりを見せていた
聞くところによるとお強いお馬の主が渦中の当事者らしい
お馬が勝つと共有部のフロアーに堂々と胡蝶蘭を並べる…
贈り主の札もそのままだ…
間もなくしてその階のテナント全員を近くのホテルに招待するなどど言い出した
馬主主催で盛大なパーティーを催すという
僕も招待されたがお断りした
それからすぐにものの見事に僕へのパッシングが始まった
仕事には支障はなかったが群れた連中のこちら側への冷ややかな視線には驚いた
僕はすぐには相手にしない
喧嘩は勝つに限る
お馬が勝てなくなった時こそが僕が所有するどでかい爆弾の使い時なのだ…
それから一年後
僕は僕の戦い方で勝利を収めた
群れた連中も結局チリチリバラバラになった
馬主もそれを機に老人特有の例のヨイヨイになった
お馬も怪我で走れなくなった
やる時は徹底的にやる
できなければやらない
お金も勝運もいつまでも続かない…
所詮博打とはそういうものだ
少し話はそれるが…
不正も同じ
そんなものも長続きはしない
長続きしないどころかそれによって命を縮めることさえある
ここ最近でそんな例を嫌と言う程に見させてもらった
だからそういう連中にむやみな手出しは全く無用
自分の手を汚す必要はない
天にお任せする
なぜならやはり必ず不正にも相応の天罰がくだされるからだ |