MyBlog Ver1.40
甲山羊二オフィシャルブログ
Writing by 甲山羊二
オフィシャルページにある奥の部屋で、コラムでもなく、エッセイでもなく、もちろん小説でもない、ただのつぶやきをほんの少しだけ形にしようとする。
僕がつぶやくことで僕自身が導かれ癒され納得する。
それもいい。
さすが典型的B型人間甲山羊二だ。
だからいい。やはりいい。
■公式ホームページ
新月
10月
そして新月
今年は2回
こういう年は極めて稀有だという
願い事が叶うという新月
本当かと思って三連単の馬券を買ったら見事的中
というのはウソだ
小説を書く人間には妄想癖があり虚言癖も備わっている…
そもそも僕は博打はやらない
人生がまさに博打
わざわざ身銭は切らない
七夕に新月に…
日本人は願い事が好きだ
それも情報開示しつつの行為だから面白い
ただし僕のようなひねくれ者はこう思う
本当の願い事は他人には絶対に言わない
表向きと本音は異なる
七夕の短冊に書くことはきっと適当なことなのだ
僕にも願い事はある
でもどこにも決して書かない
叶っても絶対に言わない
自称ひねくれ者はこれだからいいのだ
2016-10-03 13:07:15
[385]
映画
最近はとんと映画を観ていない
いつかは必ず見るだろうと買っておいたDVD もセロハンそのままで部屋に眠らせた状態だ
僕の映画についての守備範囲はかなり広い
喜劇王チャップリンから任侠ものまで
はたまたドキュメンタリーからエマニエルシリーズ
さらには時代劇からロマンポルノまで…
さらには邦画洋画も特に問わない
例えば…
「透明人間」は甲山推奨作品のひとつだ
後半のハチャメチャシーンは最高だった…
イランの「友達の家はどこ」も推薦したい…
日本の作品なら谷ナオミだって決して負けてなどいない
「縄と肌」などの団鬼六の世界はできるだけ早いうちに知っておいたほうがいい
ロマンポルノといえば白川和子に宮下順子
さらには東てる美に関根恵子もいたいた
それに大谷直子も忘れちゃいけない
妖艶で可愛らしくもあり全てが美しかった
とにもかくにも…
落ち着いて映画を観る時間が欲しい
映画館もいいけれど自宅の方がやっぱりそれ以上にいい
何たって遠慮なくビールを飲めるしトイレにも行ける
何事も気を使わないのが一番だと思う
2016-10-01 14:59:25
[384]
若者種別
先日若者とぶつかった
耳栓してぼんやり歩いていれば避けきることも難しいのだろう
問題はその後の対応にある
こちらを睨み付ける
他の人間にもぶつかる
もはや殺処分の対象で十分と真剣に思ってしまった
昨今の若者はと呆れる輩もいるが多くは真面目で善良だ
スマホでゲームの中年より良い
体育会系は優しくて力持ち
挨拶には事欠かない
あれは全くの嘘だ
体育会系程挨拶などできない
礼も知らない
直系の先輩にはペコペコするが第三者にはそれは及ばない
指導者も然り
威張ることは絶品だが無関係な人間にまで影響力を行使しようとする
だから高校野球なんて見る気もしない
見世物としてはまあまあ良い
そう言えば…
とある場所でゴビーをどうぞお先にと譲ったら無言でかわされた
期待できる人間でもなかったから心の中でアホと呟いた
アホも呼吸はできる
若者の中年も変わらない
そう思った
2016-09-27 21:45:38
[383]
藤田嗣治と日本人
兵庫県立美術館の藤田嗣治展に行った
開催期間中二度行った
しかも大型ポスターまで頂戴して満足度は遂に沸点を超えた…
藤田は日本人のメンタリティーを知る上で大いに役立つ
勿論本人の作品そのものが卓越したものであることは言うまでもない
日本人のメンタリティー
これは現在も藤田の時代も変わっていない
強烈な妬みと嫉み
徹底した集団主義と追随主義
加えて笑みを湛えながらの干渉に度を超えた監視という目
これを絆と勘違いしている昨今の日本人もはたまた異常…
そして排除の論理
何よりそれによって成る偏狭した独特のムラの世界
藤田は日本を愛した
しかし日本人を愛することはやはりできなかった
その意味で鈍感な日本人より藤田はまともだった
そんな藤田を日本人は見捨てても神は決して見捨てなかった
何と幸せなことだろう
神はおられる
これも何と素晴らしいことだろう
2016-09-24 10:15:15
[382]
良い有権者
「私たちが招く日本の未来」
これは総務省と文科省が新しく有権者となった高校生に配布した冊子だ
内容はというと建前がズラリと並んでなかなか興味深い
やはり建前は本音を遥かに凌駕する
僕は建前でなく本音を披露する
はっきり言って高校生に投票権を与えることについては今なお僕は反対の立場を続けている
要するに彼らは所詮は無産者に過ぎない…
勿論大学生だってそれは同じことになる
有権者は確固たる納税者でなければならないというのが実は僕の持論だ
消費税はともかくも有権者ならば所得税と住民税はしっかり払って貰いたい
では僕の考える良い有権者とは一体何か…
それは負担した税に敏感である者を指す
つまりは良い有権者は良い納税者でもあるということだ
負担した税に敏感であることは行政にも敏感であるはず
そういう成熟した人は謂わば政治にもまた経済にも目覚めている
税は納めりゃあとソッポ
これだから政治家にも公務員にも舐められるのだろう
挙げ句にはメディアからも馬鹿にされるポッポ国民に成り下がってしまう訳だ
だから有権者は馬鹿には絶対に務まらない
政治家や公務員が少々間抜けでも有権者が良い有権者かつ良い納税者であれば国は建つ
高校生諸君
いかがかな
2016-09-17 17:15:01
[381]
好き嫌い
食べ物の好き嫌いはほとんど無くなる
これは僕が体験者だからよくわかる…
もちろん全く無くなる訳ではないから、嫌いな食べ物は依然残り続ける
ではどうやって上手に無くしていけばいいのか
答えは実に簡単
酒を呑めばいい
いや嗜めばいい
ただそれだけだ
だいたい酒のつまみは肉より魚
野菜もまたふんだんに使われる
なすの味噌田楽など
ピーマンの肉詰などなど
色物野菜もちょっとの工夫で立派で素晴らしい酒の肴へと大変身する
僕は酒を呑まない人間とは付き合わない
「俺は酒と水を飲まない奴は信用しない」
そう言ってキッパリお断りする
酒呑みは好奇心が旺盛(でない臆病者が最近増えた気もしなくはない)だから何でもパクパクよく食べる
またよく食べる奴はよくしゃべる(もちろん例外もいる)
こうやって自然と好き嫌いは減っていく
最近は食べ物の好き嫌いは減ったが人間の好き嫌いがはっきりするようになった
これも僕の成長の証だろう
実に素晴らしいことだ
危険で怪しいそれに札束の臭いのプンプンする奴とは付き合わない…
札束をしょっちゅうちらつかせる奴なども異常な人間だと見ていい
金でものを言わせる奴や自分の腕で稼がない奴もまた危険で怪しい
だからこういった連中には近寄らないし決して近づかせない
一方で…
僕が心から敬愛できる人間とは十分な思索のできる人物をいう
もちろんそこにお酒が入ればなお楽しい訳だ
そう考えると…
好き嫌いはやっぱり無限のテーマであるようですな
納得
ホッホッ
2016-09-04 14:22:25
[380]
豊饒の海
昨年三島由紀夫研究会主宰の「憂国忌」に参加をした
特に昨年は三島由紀夫並びに森田必勝没後45周年にあたる年だった
そこで「憂国忌」に先立って行われた乃木神社での慰霊祭にも参加した
何を隠そう(別に隠すことでもないけれど…)
僕は三島由紀夫研究会の会員でもある(但しまだ間がない)
そして三島並びに森田の行動を心から賞賛している
こう書くと甲山は国粋主義者で右翼作家というレッテルを貼りたがる輩がいる
貼るのも自由
貼られるのも自由
そしてそういう貼りたがりを心で侮蔑するのもこれまた精神衛生上の自由
自由は限りなく果てしなく個々の前に大きくそして豊かに広がり続ける…
どうぞあなたもご勝手に
もちろんその場合の責任は各自がとることになる
話を元に戻そう…
今夏は比較的時間に余裕がある
そこで三島の遺作となった「豊饒の海」を読み直すことにした
4部作という大長編のこの作品
何といっても読了後に自分が具体的にどのような感想を持ち得るのか
今から楽しみだ
楽しみはまだある
本作品の1巻〈春の雪〉に登場する月修寺
こちらは奈良の円照寺をモデルにしている
秋には是非訪れてみたい
さらに市ヶ谷陸上自衛隊総監室
三島並びに森田両名自決の場所
秋にはこちらも見学の予定だ…
そして今年も行われる「憂国忌」
戦後71年
憲法改正の機運がようやく高まりつつある
三島由紀夫はこの状況をどう捉えるのか…
三島はもちろん何ひとつ応えることはない
けれども遺された全てが言葉を代弁する…
昨年の「憂国忌」
そして慰霊祭…
さらに「豊饒の海」の再読
それらはそのきっかけになるのだと僕は思っている
2016-08-22 13:22:14
[379]
乳母車
先日乳母車に足を引かれた
信号待ちしていた集団になぜか無理に突っ込んできたのが乳母車
そしてその集団の中にいたのが僕だったという訳だ
満員電車に乳母車
さらにはスマホ片手に乳母車
これらはすっかり見慣れた教養のないバカママの典型
一体全体どこの国の輩を真似しているかは教養のある人間なら直ぐに察しがつく
乳母車は便利な道具だが使い方を間違えると凶器になる
もちろん使うのは人間
乳母車が勝手に走る訳がない
僕の足を引いた乳母車は何処に向かっていたのだろう
愛人の元なのか
それとも冥土か
実際は何処でも構わない
そしてあれからあの母子がどうなっても別に構わない
あれは僕の妻でも子供でもない
ただああいった無教養の典型のような母親に育てられる子は極めて不幸だろう
育ちとはそういうものなのだ
2016-08-08 10:59:29
[378]
くまのプーさん
くまのプーさんが阿川さんによって改めて翻訳され出版された…
プーさんのファンでありマニアでもある僕並びに僕の家族にとってこれは大変目出度いことだ
自慢ではないが僕の家には限定レア物プーが大勢いらっしゃる
中でも実際に使用された映画のセル画は貴重なもので我が家の宝でもある
これまた自慢ではないがプーへの投資額は半端ではない
もはや投資を越えて投機の領域まで達している
もちろん自慢ではない
プーと聞けば自然と身体が反応してしまう
プーの姿を見かけただけで僕も僕の家族も皆我を忘れる
「僕はギャンブルはやりません
だけどプーはやるんですよね」
そう言うと誰もが怪訝な表情をする
そして僕はとっても愉快な気持ちになる
プーを見て泣く子はいない
もし泣いたとしてもそれはプーの責任ではない
それはたまたま偶然に起こったことに過ぎない
プーは幸せをもたらすクマだ
しかもプーはちゃんと生きている
それがくまのプーさんなのだ
2016-07-18 14:22:33
[377]
温厚派宣言
先日気の置けない連中とちょっとした飲み会をやった
古い付き合いの仲だけにお互いズケズケ言いたいことを言う…
僕は酒を呑んで喧嘩はしない
やはり喧嘩は素面の時に限る
よって飲み会のズケズケは喧嘩ではなくじゃれあいに限りなく等しい
だから関係が続くのだ
そもそも僕は他人から悪いイメージで見られることが多い
やけに怖そう
話しにくそう
気難しそう…
とにもかくにも僕の評判はすこぶる悪い
そして僕本人さえも充分に納得している
ところが付き合ってみると真逆だと評価はまるで一転する
「甲山さんって実は温厚だったのですね」
飲み会のメンバーはこの僕を熟知している
僕が面と向かって怒る時は実は安全なのだと…
黙って何も言わなくなる時こそ実は恐ろしい
一度でも黙殺の対象だと決めた相手にはいかなることがあっても手を差し伸べることは絶対にしない
相手が目の前で朽ち果てようとも僕は一切何もしない
永く付き合うメンバーはそういった場面を数多く見てきた訳だ
だからズケズケは何ら問題にならない…
飲み会で僕は改めて温厚派宣言を行った
もちろんこれまで通りにズケズケは言う
というのも最近は随分劣化した連中があちこちに増殖し過ぎている
だからといっていちいちイライラするのもこれまた疲れる…
ここはやはりこれまで以上に温厚かつ冷徹になることだろう
そうしてしっかり黙殺してそんな連中と早々サヨナラして全てをちゃっかり創作のネタにすることが実は最も望ましい…
やっぱり仕入れは安価が一番なのだ
2016-07-04 09:38:18
[376]