『全作家短編集16巻』に新作「シカシダ君のこと」が掲載された
シカシダ君はもちろん小説上の架空の人物だ
作品では大人の欺瞞を隅々に描写させた
大人の欺瞞…
それが集約された箱物組織とはまさしく学校だと僕は思う
教師は対面を取り繕う
厄介なのは自らの能力や所作は社会から良好な意味で認知されていると思い込んでいることだ
実はそんなことはない
教師は平気で嘘をつく
対面のためなら平気で事実を捻じ曲げる
それらによる被害者は児童であり生徒であり社会であることを知らない
いや知っていても知らないふりをする
これが欺瞞だと僕は言うのだ
教師なんて所詮そんなもの
そんなものしか教師になっていない
まともな人間は教師などにはならないのだ
シカシダ君は大人の欺瞞によって抹殺される
シカシダ君を葬ったのは実は先生だった
にも関わらず欺瞞をもて遊ぶ先生…
僕はより多くの欺瞞的な学校の先生にこそこの作品を是非とも読んでもらいたいと心からそう願っている
願いは届かないだろうけど…, |