つい先日藤田嗣治を京都で観た…
去年もそうだが今年も何かと藤田にとても縁がある
これまで出会った作品と随分重複はしていたものの、改めて藤田嗣治の世界に没頭できたことはやはり嬉しい限りだ…
日本とフランス…
フランス人として死した藤田もやはり魂は日本人に他ならなかった
…
どれだけ日本人から酷く醜い仕打ちを受けようとも
日本を放逐仕切れなかった藤田…
三つ子の魂百までとはこれを言う
続いて草間彌生ともやっと対面を果たすことができた
場所は花見小路の祇園歌舞練場…
畳上で芸術鑑賞とは何とも粋だ…
兎にも角にも芸術表現は自由だ…
誰からどれだけ批判されようとも
、妥協と譲歩の賜物が芸術であってはやはりならない
去年偶然に地下鉄車内で会話したシンガポール人が、アジアで最も著名な芸術家は何といっても草間
彌生と話してくれた
その意味でも日本は芸術志向に未だ旧態依然の硬さがある気がする
…
同じ日に建仁寺にも立ち寄った…
俵屋宗達の風神雷神
そして法堂の双龍図
やはり本物は良い…
そして本物は真実を語ってくれる
偽物は当然いけない
人間についても然り
偽物はそれが顔にきちんと現れる
藤田嗣治 草間彌生 俵屋宗達
そして天井の双龍図
言葉を超越した世界
けれども言葉でないと伝えられないもどかしさがある
絵画と文学の世界…
同居と拮抗は続く |