MyBlog Ver1.40
甲山羊二オフィシャルブログ
Writing by 甲山羊二
オフィシャルページにある奥の部屋で、コラムでもなく、エッセイでもなく、もちろん小説でもない、ただのつぶやきをほんの少しだけ形にしようとする。
僕がつぶやくことで僕自身が導かれ癒され納得する。
それもいい。
さすが典型的B型人間甲山羊二だ。
だからいい。やはりいい。
■公式ホームページ
本居春庭のこと
『やちまた』上下 足立巻一 中公文庫
かれこれ十年程前になる
松阪に本居宣長を訪ねた
循環バスに乗って松阪城付近でそれを下車
…
石段を登り切って人気少ない公園を横切る
…
鈴屋は極ひっそりとその脇に佇んでいた
契機は小林秀雄にある…
名著『本居宣長』である
その思想については当方全くの無知の極み
…
まして国学などその断片すらも知り得ない
…
それでも鈴屋はそれを拒むことはしない
『やちまた』を読了する
本居春庭がそこにはいる
本編は宣長や春庭を無理に展開などしない
…
ただただ春庭に至近する心情を静かに語る
…
その朴訥さが余計に心の奥染みいてくる
松阪を尋ねようかと思う
次は山室に足を伸ばそう
2024-04-22 08:29:04
[570]
続続短歌に…
今回も短歌について…
短歌は筆名甲山ではなく本名を貫いている
…
これは当然それ相応の決心があってのこと
…
というのは大ボラで特別な覚悟などはない
以下は真面目に書く…
時折結社代表からエッセイの依頼を受ける
…
短歌を始めた経緯や印象深い同人一首など
…
但し文章はどこかよそよそしくぎごちない
人の短歌を評価する…
自分がその立ち位置でないことは承知済み
…
気持ち怯えつつの筆の運びはやむを得ない
…
ここでは普段の甲山はなりを潜めたままだ
自分自身をさらける…
短歌に対して純でいられるのはここにある
…
包み隠さずとも時々の内面は露わにされる
…
だから短歌では本名のままがやはりいい
2024-04-08 07:29:34
[569]
続短歌について
前回記事の続編である…
短歌を始めるにあたって先ずは約半年間通教で添削指導を受けた
これはなかなかに良い
もちろん半年で短歌の世界観を十二分に知ることなどはできない
但し手習は必須である
兎にも角にも懇切丁寧な添削には恐れ入ることしきりであった…
人は褒められて育つ…
しかしながら褒められ過ぎると頭に上るからそこいらは難しい…
但し創作意欲は沸く…
実際には歌を詠むことは称賛されることを意図するものではない
歌は極めて日常である
自分の肌がその感覚と感性が自然な詞によって露わにされていく
その瑞々しさがいい…
2024-03-18 10:29:08
[568]
短歌について
歌を始めて3年になる
紛れもない短歌である
きっかけは西行にある
詳細についてはここでは割愛しておこう…
所属するふたつの会から毎月会誌が届く
投稿した歌の掲載はやはり励みにはなる
一方で会員や同人の方々の歌に嫉妬する
捉える眼差しと係る思索に惚れ惚れする
何時まで歌をやろうか
そこに期限は設けない
趣味かそれとも仕事か
いずれについてもやはり否也でしかない
ものを我が心情でもって詞に置き換える
技術や技巧等については一向に解らない
真の豊かさとは何かについて思索しよう
一個の人間として忘心と忘詞は頂けない
2024-03-04 12:45:22
[567]
只今冬眠中也
厳冬につき冬眠只中…
こう書けば真に受けて甲山は眠ってばかりいると思われてしまう
これは遺憾極まりない
眠ってばかりいたいのは山々だが実際はそうもしてはいられない
僕は4月を起点として1年を単位している
…
よってこの時期は冬眠の振りをしながら頭は次の年度を模索する
現在多忙の只中である
師走は師匠が走り回るというが年度末は夥しい羊達が駆け回る…
だがしかしところが…
今冬の睡魔は容赦なく我が羊達に襲い掛かるものだから堪らない
しかも羊は従順である
従って冬眠の振りというのは全くの嘘で脳中は惰眠を貪っている
もちろん必要に応じてその都度覚醒はする
…
けれどもいずれも惰眠の隙間故殆どを惰性によって適当にこなす
これはいわば技である
ということで会話中の相槌も真剣でないことを断っておきたい…
ここで追記しておく…
当該冬眠中は奇妙な相談事や交渉事等は固くお断り申し上げたい
特に人生相談などは正しく以ての外である
…
更に補足しておこう…
当該冬眠から覚めても不快な相談事や交渉事はお断り申し上げる
特に当方に不利な交渉は一切受け付けない
2024-02-19 12:30:03
[566]
武漢肺炎一考
こういうタイトルを掲げるリスクについては十分承知の上である
十分に承知の上でもって武漢肺炎をコロナとは決していわない…
異議ある方は理由を添えてお申し出頂こう
くだらない挑発はここら辺りで止めておく
忌憚なくいうならばここ最近の日本人は不衛生で不潔この上ない
トイレでの糞尿取扱い後も手洗いは平気千万ですっ飛ばしていく
それでもって除菌どうこうとほざきまわる
一体全体どちら国の民度を倣っているのか
武漢肺炎が五類になったらとたんマスクを外して素顔を晒し出す
五類になったこと即ち毒性の降下であるとの愚かで馬鹿げた認識
こぞってワクチン接種はもはや忘却である
今や誰一人ワクチンなど口にさえ出さない
このお目出度さがそのまま政治家の歪んだ様態に現れる訳である
国会議員というのは実のところ国民の代表者なのではなかったか
国民と政治家面々は決して乖離などしない
劣化した国民に似合うのは劣化政治である
ということで怪しげなワクチンなどとは無縁で当方は生きている
2024-02-05 12:14:15
[565]
シャーロック?ホームズ考
小学校低学年の頃…
『ルパン対ホームズ』を読んだことがある
…
ルパンはもちろんアルセーヌ・ルパンで、ホームズはまぎれもないシャーロック・ホームズのことである
残念ながら話の内容は殆ど記憶にはない
注目はタイトルだ…
『ホームズ対ルパン』でないところがいい
…
悪盗ルパンがいることによりホームズは活躍の場が与えられ、その頭脳がより明晰なものとなっていく…
名探偵はルパンによって活かされていく
ホームズはほぼ読破
ホームズはもちろんワトスン君もまたよい
…
ワトスン君によってホームズの名探偵ぶりが如何なく発揮され、ワトスン君によって事件の筋が判明する
ドイル氏の構成は全くもってそつがない
ということで新年は早々から河出書房新社刊のシャーロック・ホームズ全集によって「読み直し」真最中のところなのである
追記しておきたい…
河出書房新社刊のイラストがこれまたいい
2024-01-22 07:59:06
[564]