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甲山羊二オフィシャルブログ
Writing by 甲山羊二
 オフィシャルページにある奥の部屋で、コラムでもなく、エッセイでもなく、もちろん小説でもない、ただのつぶやきをほんの少しだけ形にしようとする。
 僕がつぶやくことで僕自身が導かれ癒され納得する。
 それもいい。
 さすが典型的B型人間甲山羊二だ。
 だからいい。やはりいい。


■公式ホームページ


本居春庭のこと
『やちまた』上下 足立巻一 中公文庫

かれこれ十年程前になる
松阪に本居宣長を訪ねた

循環バスに乗って松阪城付近でそれを下車

石段を登り切って人気少ない公園を横切る

鈴屋は極ひっそりとその脇に佇んでいた

契機は小林秀雄にある…
名著『本居宣長』である

その思想については当方全くの無知の極み

まして国学などその断片すらも知り得ない

それでも鈴屋はそれを拒むことはしない

『やちまた』を読了する
本居春庭がそこにはいる

本編は宣長や春庭を無理に展開などしない

ただただ春庭に至近する心情を静かに語る

その朴訥さが余計に心の奥染みいてくる

松阪を尋ねようかと思う
次は山室に足を伸ばそう
2024-04-22 08:29:04[570]


続続短歌に…
今回も短歌について…
短歌は筆名甲山ではなく本名を貫いている

これは当然それ相応の決心があってのこと

というのは大ボラで特別な覚悟などはない

以下は真面目に書く…
時折結社代表からエッセイの依頼を受ける

短歌を始めた経緯や印象深い同人一首など

但し文章はどこかよそよそしくぎごちない

人の短歌を評価する…
自分がその立ち位置でないことは承知済み

気持ち怯えつつの筆の運びはやむを得ない

ここでは普段の甲山はなりを潜めたままだ

自分自身をさらける…
短歌に対して純でいられるのはここにある

包み隠さずとも時々の内面は露わにされる

だから短歌では本名のままがやはりいい
2024-04-08 07:29:34[569]


続短歌について
前回記事の続編である…

短歌を始めるにあたって先ずは約半年間通教で添削指導を受けた
これはなかなかに良い
もちろん半年で短歌の世界観を十二分に知ることなどはできない
但し手習は必須である

兎にも角にも懇切丁寧な添削には恐れ入ることしきりであった…
人は褒められて育つ…
しかしながら褒められ過ぎると頭に上るからそこいらは難しい…
但し創作意欲は沸く…

実際には歌を詠むことは称賛されることを意図するものではない
歌は極めて日常である
自分の肌がその感覚と感性が自然な詞によって露わにされていく
その瑞々しさがいい…
2024-03-18 10:29:08[568]


短歌について
歌を始めて3年になる
紛れもない短歌である

きっかけは西行にある
詳細についてはここでは割愛しておこう…

所属するふたつの会から毎月会誌が届く
投稿した歌の掲載はやはり励みにはなる

一方で会員や同人の方々の歌に嫉妬する
捉える眼差しと係る思索に惚れ惚れする

何時まで歌をやろうか
そこに期限は設けない

趣味かそれとも仕事か
いずれについてもやはり否也でしかない

ものを我が心情でもって詞に置き換える
技術や技巧等については一向に解らない

真の豊かさとは何かについて思索しよう
一個の人間として忘心と忘詞は頂けない
2024-03-04 12:45:22[567]


只今冬眠中也
厳冬につき冬眠只中…

こう書けば真に受けて甲山は眠ってばかりいると思われてしまう

これは遺憾極まりない

眠ってばかりいたいのは山々だが実際はそうもしてはいられない

僕は4月を起点として1年を単位している

よってこの時期は冬眠の振りをしながら頭は次の年度を模索する

現在多忙の只中である

師走は師匠が走り回るというが年度末は夥しい羊達が駆け回る…

だがしかしところが…

今冬の睡魔は容赦なく我が羊達に襲い掛かるものだから堪らない

しかも羊は従順である

従って冬眠の振りというのは全くの嘘で脳中は惰眠を貪っている

もちろん必要に応じてその都度覚醒はする


けれどもいずれも惰眠の隙間故殆どを惰性によって適当にこなす

これはいわば技である

ということで会話中の相槌も真剣でないことを断っておきたい…

ここで追記しておく…
当該冬眠中は奇妙な相談事や交渉事等は固くお断り申し上げたい
特に人生相談などは正しく以ての外である


更に補足しておこう…
当該冬眠から覚めても不快な相談事や交渉事はお断り申し上げる
特に当方に不利な交渉は一切受け付けない
2024-02-19 12:30:03[566]


武漢肺炎一考
こういうタイトルを掲げるリスクについては十分承知の上である
十分に承知の上でもって武漢肺炎をコロナとは決していわない…
異議ある方は理由を添えてお申し出頂こう

くだらない挑発はここら辺りで止めておく

忌憚なくいうならばここ最近の日本人は不衛生で不潔この上ない
トイレでの糞尿取扱い後も手洗いは平気千万ですっ飛ばしていく
それでもって除菌どうこうとほざきまわる

一体全体どちら国の民度を倣っているのか

武漢肺炎が五類になったらとたんマスクを外して素顔を晒し出す
五類になったこと即ち毒性の降下であるとの愚かで馬鹿げた認識
こぞってワクチン接種はもはや忘却である

今や誰一人ワクチンなど口にさえ出さない

このお目出度さがそのまま政治家の歪んだ様態に現れる訳である
国会議員というのは実のところ国民の代表者なのではなかったか
国民と政治家面々は決して乖離などしない

劣化した国民に似合うのは劣化政治である

ということで怪しげなワクチンなどとは無縁で当方は生きている
2024-02-05 12:14:15[565]


シャーロック?ホームズ考
小学校低学年の頃…
『ルパン対ホームズ』を読んだことがある

ルパンはもちろんアルセーヌ・ルパンで、ホームズはまぎれもないシャーロック・ホームズのことである
残念ながら話の内容は殆ど記憶にはない

注目はタイトルだ…
『ホームズ対ルパン』でないところがいい

悪盗ルパンがいることによりホームズは活躍の場が与えられ、その頭脳がより明晰なものとなっていく…
名探偵はルパンによって活かされていく

ホームズはほぼ読破
ホームズはもちろんワトスン君もまたよい

ワトスン君によってホームズの名探偵ぶりが如何なく発揮され、ワトスン君によって事件の筋が判明する
ドイル氏の構成は全くもってそつがない

ということで新年は早々から河出書房新社刊のシャーロック・ホームズ全集によって「読み直し」真最中のところなのである

追記しておきたい…
河出書房新社刊のイラストがこれまたいい
2024-01-22 07:59:06[564]